はじめに

このCD-ROM写真集は、 私が個人的に撮り貯めた写真を一般に公開するために作成したものです。 もともとのきっかけは、 過去の撮影の集大成のようなものを作ろうと漠然と考えていたときに、 東京港野鳥公園のレンジャーさんから次のような話を聞いたことです。
「東京港野鳥公園に写真を撮りに来る人は多いが、 どんな写真を撮っているかわからない。 別に珍鳥が写っていなくてもかまわない。 普段の野鳥公園がどんな写真になっているのかを見てみたい。」
そこで、私は普段撮影している作品を、芸術作品としてではなく、 記録撮影として公開することを決めたのです。

対象

本CD-ROMが対象にしているのは、野鳥に詳しい人ではなく、 何となく野鳥の写真を見てみたい人です。 野鳥に詳しい人にとっては、見慣れた鳥しか出てこないので面白くないかも。 また、野鳥の写真を見たくない人には、お勧めしません(笑)。 予備知識がない人でも楽しめるように注意して説明を付けたつもりです。 図鑑を手元に用意してから見た方が、より楽しめると思います。
このCD-ROMの楽しみ方は特に規定しません。 好きなように、好きな場所から見てください。 ただし、説明の文章は、 1月の最初のコマから順番に読んでいくことを想定して書いているので、 説明を楽しみたい方は最初から見ていく方が良いでしょう。 最初は順番に見ていって、その後で気になるコマだけ見返すのがお勧めです。
Microsoft Windows の 95 以降または Linux が入ったパソコンを対象にしています。 Internet Explorer の入った Macintosh でも見ることができます。 画面の色数を24ビット以上にしないと、本来の画像は見られません。 画面の解像度は800x600ドット以上を、想定しています。 CD-ROM を入れるだけでブラウザが自動的に立ち上がるのは、Windows 環境だけです。

CD-ROM 作成のポリシー

本CD-ROMには、上で述べた経過により、 1999年に私が東京港野鳥公園で撮影した全写真を掲載することにしました。 そのため、できそこない、ピンボケ、手ブレ、被写体ブレ、露出の過不足、 構図の不出来、野鳥が写っていないコマ、 などがありますがご了承ください。 写真はスキャナーで取り込むときにトリミングしていますが、 原則的にレタッチはしていません。 一コマだけプライバシーを護るため改変してあります。まあ見ればわかりますが。

撮影のポリシー

私は野鳥の写真を芸術作品として撮影したことは、一度もありません。 もっと単純な動機で、 「自分が見たものを見たとおりに記録したい。」と願って撮影しています。 そのため、科学的な記録とも違います。 一番近いのはスナップ撮影ですね。
一度、某プロの野鳥写真家に私が撮った野鳥写真を見てもらったことがあるのですが、 「君の写真はスナップ撮影だね。」と言われました。 前景、背景は野鳥をきれいに見せるために演出するのではなく、 あくまでも見たままの姿を撮っています。 その結果、写真の背景に埋立地の倉庫街が写っていたとしても、 それはそれで一つの事実ですから全く気にしません。 コンテストで上位を飾るような写真ではありませんが、 現代の事実を切り取った写真ではあります。

CD-ROMの取り扱いについて。

ここの元となった CD-ROMは、バージョン2.0です。条件付でコピーができます。 コピーを入手したい方は、自分の周りの人に持っていないかどうか聞いてみて ください。私に直接コピーが欲しいと言われても、全ての人に対応しきれませ んので、御容赦ください。例外的に一度に100枚以上のコピーを希望される方 がいらっしゃいましたら、CD-R ではなく本物の CD-ROM を作ります。ただし、 1枚あたり1000円程度を覚悟してください。

ここに掲載したイメージ(写真)の取り扱いについて。

やって良いこと やってはいけないこと

改版履歴

ver 0.1
2000年11月24日作成。
ver 0.2
2000年12月5日作成。配布予定先に漏れていた人たちを追加。コラム 「KODAK にもの申す」「モラルのない人たち」「撮影機材とハイテク」を追加。 「想定される質問とその答」を追加。Macintosh 対応のファイルを追加。 Windows では、CD-ROM を入れるだけでブラウザが立ち上がるように設定。その他細かな修正。
ver 0.3
2000年12月7日作成。Macintosh 用とそれ以外用の HTML ファイルを統合。
ver 0.4
2000年12月16日作成。東京港野鳥公園のリンク先を変更。
ver 1.0
2000年12月31日作成。5月3日の光が丘公園を追加。その他細かい修正。
HTTP version
2001年5月31日作成
ver 2.0
2001年8月8日作成。2000年の写真、 コラム「ツバメとの共存」「探鳥会って何?」を 追加。
HTTP version 2
2001年8月10日作成

配布先

Version 1.0 は、以下に示す個人または団体に私から直接送付しました。
野鳥の関係者 日本野鳥の会 企画部 東京港野鳥公園 
撮影機材のメーカ キヤノン 
写真雑誌の編集部 アサヒカメラフォトテクニック 
個人的な知り合い 鶴見区の
K.J.
山形大学助教授
Y.H.
香港の
H.J.C.
市川市の
K.H.
大学の同期
M.A.
大学の後輩
S.M.
大学の後輩
I.M.
入院中にお世話になった
S.A.
ヨーロッパ旅行で一緒だった
M夫妻
 
敬称略。個人的な知り合いはプライバシー保護のためイニシャルのみです。 イニシャルは、国語審議会の答申に従って、姓、名の順です。

Ver.2.0 は、Ver.1.0 を送付して好意的な返信が返って来た人に送ります。 Ver.1.0 を受け取って、Ver.2.0 が欲しいけど受け取っていない人は、今すぐ好意的な 返信を送ろう(笑)。

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