第13回1bit研究会

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説明

Webmasterは、2016年6月22日(この文章を書いている時点で未来)に早稲田大学で開催される『第13回1ビット研究会』にて研究発表する予定です。 ここでは、発表の参考資料としてスライドのコピー(PDF形式とHTML形式)および参考資料と、シミュレーション計算に用いたプログラムのソースコードを開示しています。

発表が終了するまでは、このページは外からリンクされません。 このページが公開されるのは、発表後の予定です。

2016年8月2日時点の追加情報
Linux向け再生アプリケーションを公開します
第9試作の進捗

ご注意

2016年6月27日に、某社の内部からタレコミがありました。 ここで紹介している資料が某社の商売に都合が悪いために、公開をやめさせる工作が始まったそうです。 某社のエライさんが法務部と結託して、「ここの資料の内容が法律に触れる」と圧力をかけたがっているそうです。 Webmasterはそんな圧力に屈しません。 普段から取引先には「エンジニアだったら客観的事実とロジックで勝負しろ」と言われていますし、記述した内容に違法性は微塵もありません。 もちろん某社もそんなことは百も承知で、「訴訟に持ち込むぞ」という圧力を、Webmasterではなくサーバー管理の提供会社にかけるつもりだそうです。 その場合どのように展開するか想像がつかないので、ここの資料に興味を持たれた方は早めにコピーすることをお勧めします。

PE-BANK社へ公開メッセージはこちらへ移動しました。

攻撃大好きオーディ業界

6月22日の第13回1bit研究会の補助資料で、Webmasterはオーディオ業界の嘘や営業妨害のほんの一部を紹介しました。 まだまだ紹介していない事例が10倍以上あります。

Webmasterからの反撃を受けた当事者会社の社員と話すと、「どうしてあなたはそんなに攻撃的な言動をするのですか?」などと自社の先制攻撃を棚に上げてとぼけたセリフを言われます。

ここではっきり記しておきますが、最初に攻撃の口火を切るのはいつもメーカー側です。 Webmasterは、某楽器メーカーを筆頭とするオーディオメーカーの行動を、業界の商習慣と解釈して可能な限り真似しているだけです。 オーディオ業界(に限らないような気もしますが)では、『自己の利益のために落ち度のない他者を積極的に攻撃する』のが暗黙の共通認識のようですので、Webmasterも空気を読んで協調性を発揮しております(念の為の注:ここは皮肉です 『KYとか協調性とか周囲に要求する人ほど自己中だ』と暗に言っています 注で説明したので暗ではなくなってしまいましたが)。

ただし、メーカーの立場とWebmasterの立場には2点の違いがあります。

●先制攻撃は常にメーカーが始めること
白い手袋を投げつけるのはいつも向こうなので、対決の時間、場所、方法を選択する権利はこちらにあります。
●メーカーは何の落ち度もないこちらを平然と攻撃するが、Webmasterは相手の過ちだけを理路整然と指摘する

ここまでの理屈を丁寧に説明すると、とぼけた質問をした人たちは判を押したように同じ行動をとります。 何か言いたげに数回口をパクパクさせた後、発言を諦め、会話を打ち切ります。

彼らは自分たちの権利と取引先の義務を一方的に強弁するものの、その結論に至った自己の考えを表明しないので、どういう理屈で考えているのか想像するしかありません。 『オーディオ界では、大手メーカーが嘘をついたり自営業者を攻撃する権利を持つが、自営業者は正論すら唱えてはいけない』という暗黙のルールがあるのかもしれません。 仮にそうだとすると、反論を諦めることを含めて彼らの行動のほとんどに説明がつきます。 空気を読んで集団になって落ち度のない弱者を攻撃するなんて、少年を集団リンチして殺してしまう未成年と発想は全く変わりませんね。

オーディオ業界の悪事、矛盾も、IT業界の方も、まだまだたくさんネタがありますので、おいおい紹介していきます。

『あいつに俺達の過去の悪事をバラされる前に、裏工作であいつの評判を落としてやろう』と暗躍している悪人たちや、その利権に群がるハイエナが蠢いているのも、簡単に想像つきます。 そのうち『我社の悪事は他社よりも小さいので、これ以上本当の事をバラされる前に、追加悪事の加担から降りておこう』と日和見の会社が出てくるかもしれませんね。

ここまで説明しても、「お前のやっていることは誰の得にもならないからやめろ」と嘘(誰の得にもならないわけではないので)をついて脅迫する人がいるので念を押します。 平成の日本には裸の王様があふれています。 「王様は裸で当たり前」と諦めるのは個人の自由ですが、一人くらい「王様は裸だ!」と叫びつづけても良いじゃないですか。 わたしゃ気概だけは若いもんに負けません。 良識ある大人のみなさんは、空気を読んで裸の王様たちに媚びへつらっていてください。 それでオーディオ界や日本のモノ作りが発展するといいですね。

発表内容

発表内容を一言で表現すると、『ハイレゾ以前に、今のオーディオはCDの音をきちんと再生できていない』という話です。 発表原稿は、消費者向けにおもしろおかしく解説したスライドと、研究者向けに事実とシミュレーションと論理だけを並べたスライドの2種類を用意しました。 発表当日会場に集まった聴講者をみて、どちらのスライドを使うか決めます。

補助資料

発表内容と直接関係ないものの、解説したほうが良いかもしれない内容を6種類の補助資料としてまとめました。 発表終了後に、読み物として楽しんでもかまいません。

シミュレーションプログラム

発表内容のスライドに引用しているシミュレーション結果は、自作のプログラムで計算しました。 第3者がシミュレーションを追実験できるように、シミュレーションプログラムのソースコードを無償で提供します。 研究目的の公開なので、ライセンスに制限があります。 使用前にReadMe1st.htmlをよく読んでください。

シミュレーションプログラムをZIPファイルにまとめたもの

スライド

PDFファイル

パソコンにPDFファイルを残したい人は、このリンクからZIPファイルを取得してください。

2016年7月12日追記

今まで公開していたZIPファイルは、Linux上で日本語ファイル名を圧縮していたために、Windwosで展開するとファイル名が文字化けしていました。 Windowsで圧縮しなおして公開します。

8種類のスライドをZIPファイルにまとめたもの

HTMLバージョン

この場でお手軽に読みたい人は、このリンクからHTMLファイルを表示してください。

オーディオ消費者向けのくだけた解説
研究者向けのまともな解説
発表者がオーディオに関わる背景とスタンスなど
発表者がハイレゾブームに感じる違和感を文章化してみました。
2015年12月にCQ出版社から発行された書籍の裏話
この方式を実現するのにどのくらいコストが必要だったか
I2Sをどう発音するかというどうでもいい話
IT業界ってこんなに住みにくいという現実のほんの一例

セットリスト

2016年8月21日追記

「6月22日の発表において再生した曲目を知りたい」という要望がありました。 以下に列挙します。

君は天然色 大滝詠一
from "Best Always" (SRCL 8010~2) DISC2 track1
Vivaldi: Violin Concerto In E Op. 8/1 RV 269 "The Four Seasons (Spring)" - 1. Allegro "Takako Nishizaki; Stephen Gunzenhauser: Capella Istropolitana"
from "Vivaldi: The Four Seasons Concerto Alla Rustica" (記述時点でCDを実家の母に貸してあるらしく現物発見できず) track1
サファイア色のプレリュード 荻野目洋子
from ティーンズロマンス+2 (VICL-70051) track2

全部、CDからWindows上のiTunesでリッピングしてALACフォーマットで保存してあります。 会場では、リアルタイムでALAC展開と、ソフトウェアオーバーサンプリング、PWM変調を行いました。

ちょっと裏話を書きます。 1曲めは、Webmasterが初めて1bit研究会で発表することにちなみ、日本で最初に発売されたCD (35DH 1)の1曲めをかけるつもりでした。 しかし事前にチェックしたところ、初期のCDで録音レベルが低いのと、アンプのPWM変調ステップが少ないことからHiFiで再生できず、同一曲の別マスターを使用しました。 もしかしたら、35DH 1にはエンハンスフィルターがかかっているのかもしれません。

機会があれば、音質向上したシステムで再度35DH 1の再生に挑戦したいです。 なんか、35DH 1は同じ商品番号で2回リマスタリングしていて、3バージョンが出回っているという噂を聞いています。 Webmasterが持っているバージョンがどれなのかは、確認していません。

2017年6月19日追記 情報提供がありました

2017年6月19日に、CQ出版社で以前編集に携わった方より連絡をいただきました。 『中田とオーディオ』のタイトルで配布している資料の中で、スライド『世界初その3への反応』で引用したインターフェース誌2016年11月号の編集後記の解釈は誤解だそうです。

『スヌーピー先輩』は、『スヌーピー』の記事を書いたライターではなく担当編集者を指していて、『風呂敷を広げる』とは『編集部内での意思疎通の失敗』を意味するそうです。

この解釈も、スライドに書いた解釈も、無矛盾で成立します。 他者の批判をするときに、批判の鉾先が曖昧だとトラブルになる例かもしれません。 Webmasterは、批判対象を名指ししないこともありますが、関係ない人を巻き込まない配慮はしているつもりです。

更新日

2016年6月21日 初出

2017年6月19日 改訂


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