トランジスタ技術誌の性格

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説明

トラ技は、オーディオ雑誌ではありません。 技術を説明する雑誌です。 その性格上、書けることと書けないことが一般オーディオ雑誌と異なります。

書けることと、書かなくてはいけないこと

技術雑誌ですから、技術的な説明をしなくてはなりません。 読者はオーディオには詳しくないが、回路に詳しいエンジニアと想定しています。 製作物の構成と動作原理は必ず説明しなくてはなりません。 新規性を持つ部分があれば、その説明も必要です。

雑誌の広告主はオーディオメーカーでは無いので、一般のオーディオ雑誌とは違って新製品を褒めちぎる必要はありません。 技術は、新しいかどうかではなく、技術上優れているかどうかで判定されます。 回路図の掲載も必要です。

ΔΣの原理

ΔΣの原理について、説明原稿は既に提出済みです。 しかし、連載紙面のページ数の都合上、掲載されるかどうかは不明です。 何らかの方法で、将来発表されるとは思います。

書けないこと

トラ技の記事の内容は客観的で無くてはなりません。 筆者が書いたことを、読者が追実験して確認できる内容しか書けません。 逆に主観的な内容は、まったく書けません。 例えば、音がいいとか悪いとか、他のデバイスと比べてまろやかだとか尖っているとか、聞こえた音を主観的に評価することもできません。 コンデンサを交換して、聴感上『音にやわらかみが出た』などという表現はオーディオ雑誌では普通でも、トラ技では許されません。 S/Nや周波数特性が変化したことを測定できれば、それは記事にできます。 読者がどうしても主観的な評価をしたい場合は、記事と同じ回路を私的に組んで実験し、その評価を個人の意見として発信してください。

筆者としては、自分達の作ったデバイスに対して個人的に主観評価もしていますが、それをトラ技の紙面上で発表することはありません。

更新日

2014年12月3日 初出


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