YAMAHAの電流正帰還方式

現在位置のナビ

トップコンピュータの国雑記帳趣味趣味音響 → YAMAHAの電流正帰還方式

説明

YAMAHAの電流正帰還方式について、 とあるブログ に解説がありました。

ブログに書かれていることが正しいとみなして、この帰還方式について考えてみます。

ブログより回路図を引用

電流検出抵抗の電圧が最終段のOP4の+入力にフィードバックしています。 OP4の増幅について考えてみましょう。

計算式その1(失敗の記録)

ここまで計算して力尽きました。 2019年1月15日現在、特徴を簡単には示せません。

計算式その2

再挑戦してみました。

Webmasterの仮説 2919年4月2日修正

計算式の結果を スピーカーの電流駆動理論の図3と比較してみてください。 電流の定常状態を示す第3項、第4項と形が似ています。 ただ、スピーカー本来のレジスタンス、インダクタンスと比較して、R/Lが大きくなっています。 スピーカーユニットの特性比較 に書いた、抵抗を直列に接続して高域低下を抑えるのと同様の効果を、抵抗ではなくフィードバック回路で実現したようですね。

関連特許 2023年7月25日追記

読者から情報提供がありました。 YAMAHAのMFB方式特許は、特開平03-196798だそうです。 この特許から発展して先の回路図が出来上がったわけですね。

Webmasterも特開平03-196798の回路図をきちんと追いかけていませんが、電流検出抵抗の電圧をポジティブフィードバックしているので、同じ発想でしょう。

掲載日

2019年1月15日 初出

2023年7月25日 初出


back button 趣味趣味音響へ